紫わさび研究室

立ち止まった時、悩んだ時・・・日常にツーンとくる未知をお届けします

【勉強の極意①】勉強したくない子供に伝えたい5つの事実『勉強したって意味がない』『人生のどこで使うの』

f:id:purple_wasabi:20210910022755j:plain
「こんなこと勉強したって意味ないじゃん、勉強嫌い、もう勉強しない」

「人生は選択の連続だ」などと言われることがあります。次の2つの選択肢を経験した方・している方、多いのではないでしょうか。

▶『勉強する』
 『勉強しない』

(※ここで言う勉強は、主に小学校〜高校相当の内容を学習することを指しています。学校や授業に限りません。)
(※『する』『しない』は、それぞれ、勉強することに抵抗が『ない』『ある』状態を指しています。)

この選択に、正解や善悪の価値基準はないと考えています。物語に満足するのはあなたであり、他人ではないからです。
ただ、「あなたがこちらを選択した」という事実とその結果だけはいつまでも付いてきます。そして、興味深いことに、この選択肢は、この世に生をうけて比較的早い段階で突き付けられるのです。

この記事では、迷走しながらも最終的に『勉強する』を選択した立場から、実際に選択したことで得られた5つの事実を提供致します。
ご自身の判断に不安を感じていらっしゃる方が、判断材料の1つとしてご活用頂き、少しでも不安を解消できましたら幸いです。

①『勉強する』という選択をできる

国内外には、「十分な生活水準にない」「十分な教育環境がない」といった具合に、『勉強する』という選択肢を与えられない方が少なからずいらっしゃいます。
もし、あなたが『勉強する』選択肢を持っているとするならば、非常に恵まれた環境にいることを意味しています。選択肢に悩む前に感謝の気持ちがあると、きっと良い徳が積めることでしょう。

【事実その1】
『勉強する』という選択肢は、この世に生をうけた全ての人には与えられない

②『勉強しない』ために『勉強する』パラドクス

より納得のいく結果を得るには、判断を下す前に、「自分が判断できる状態なのか」を冷静に確認すると良いと思います。
何かをする前に口コミやレビューを確認すること、ありませんか?この確認したくなる心理は、「食べていない人のウンチクよりも、食べた人のコメントの方が信用に足る」という現象を意味しています。美味しいか美味しくないかは、食べた人が評価することだからです。
一方で、経験していないものに説得力を持たせる道具を、「論理」と言います。「AだからBだ」という構造で人々を説得させる手法です。たくさん勉強をしてきた世の研究者でさえ、たった1つの仮説を述べるために、多くの苦労を日夜しています。
勉強をせずに勉強する価値を量ることは難しいようです。そして、勿論、逆もまた然りです。

【事実その2】
経験していないことの価値を評価するためには、相応の準備が必要

③人生の選択肢を増やすか減らすかという視点

選択肢の多いこと少ないことが、良いことか悪いことかは問いません。ただ、わからない時ほど、選択肢を増やす行動をとることをオススメします。あとで選択する権利が発生するからです。
「バカとブスこそ、東大へ行け」。能力のある人や人生に明確な目的を持つ人は、その道を突き進むと大成するかもしれません。一方で、凡人や人生に明確な目的を見つけていない人は、選択肢を増やし、社会の仕組みを利用することで、大成できる可能性が高まります。

【事実その3】
勉強は、選択肢を増やす1つの手段

④何を得るかはあなた次第

「こんなこと勉強しても〇〇」
何も得られないと勝手に決めつけてはいませんか。教科書の字面に囚われてはいませんか。
紫わさびは、勉強の表面的な部分に強く囚われていた1人です。囚われていることに気がついた紫わさびは、勉強という行為自体に目的を設定することにしました。これが、『勉強する』を選択した瞬間です。勉強に意義を創り出し、目的に設定した様々な技術の会得を目指したのです。

[紫わさびが得たものリスト]

◆自分の特性を知り、基礎体力を磨く
「自分を知ること」、これは人生の最大の武器になります。インプット力や集中力、パフォーマンス力が最大化する条件を無数の実験を繰り返して模索します。時間帯、場所、道具、動作、BGM、取組む順序、休憩、睡眠、食事などなど、膨大な変数の掛け合わせの中で発見した最適解は、唯一無二で一生の宝物です。例えば、朝起きたら数学2時間、午前中は環状線の列車内で日本史、お昼に小さいおにぎり2つ食べて、午後から図書館で物理、休憩に古文単語10分、夕方はアップテンポな音楽とともに数学、夜寝る前に家の中を歩きながら英単語、という具合です。別の記事で、誰でもできる「爆速インプット術」を紹介しています。
◆目標→計画→遂行→修正、時間管理術
勉強は、秒単位〜年単位の計画力が求められます。受験は年単位、定期テストは月単位、小テストは週単位、予習復習は日単位、試験中は秒単位のコントロールが必要です。時間を思いのままに操り、目的を達成するトレーニングを経験できます。別の記事で、「紫わさび流・勉強計画の立て方」を紹介しています。
◆自分を律する力
生きていれば、どんなことでも、楽しいときがあれば、そうでないときもあります。苦しいときは、他のことが魅力的に感じがちです。逃避の誘惑に惑わされず、立ち向かう力が身につきます。
◆想像力、創造力
「論理」は見えないものを見えるようにする力です。既存のパーツを組み合わせて、先を見通す力や展開を読む力がつきます。
◆科学という物差し
洋書を英語で読むように、洋画を字幕・吹替なしで観るように、科学の産物に溢れたこの世の中を、「科学」という言語で捉えることができるようになります。
◆遊ぶ力
これは意外かもしれません。勉強する時間が増えるほど、勉強していない時間の使い方が上手になります。目一杯全力で遊ぶ力が身につきます。

【事実その4】
価値と意義は、目的によって、創り、創られる

⑤『勉強しない』→『勉強する』に変えられる

一度『勉強しない』を選択したあなた、「自分なんて」と決めつけていませんか。「限界」は、あなたがそこを限界だと決めて初めて存在します。つまり、あなた次第で「限界」は動き回るのです。
「嫌いだから勉強しない」が「嫌いだけど勉強する」に、そして「好きだから勉強する」へと変化する様を経験したからこそ思います。「好き嫌い」は、自分の決めつけによって発生し、その程度は置かれた環境により大きく左右されるのです。

【事実その5】
「好き嫌い」と「やるやらない」を分離すると、視野が大きく広がる


いかがでしたか。
繰り返しになりますが、選択に正解や善悪はありません。物語に満足するのはあなたであり、他人ではないからです。
今日も、皆さんが、満足度の高い一日を過ごせますように。